きれいな糸鋸（いとのこ）のイラスト

「天才というものがあるとすれば、私は天才だと思います」
歴史上で指折りの有名なミュージシャンが言い放ったセリフである。
彼は楽器を操り、音楽で世界中の人々に感動を与えた。

しかし方向性は違えど、この糸鋸の主人も才能という点では負けてはいない。
数本の糸鋸を多彩に操り、およそ素人では想像もつかない、素晴らしい作品を創造するのだ。

そんな主人に先日購入された新品の糸鋸。
今もなお、作品を製作中の主人を見ながら、出番はまだかと体を煌めかせながら糸鋸は待ち続ける。

ノコギリの一種で、直線をまっすぐ切る両刃ノコなどと違い、曲線を切ることに向いている。
刃には種類があるが、木材など柔らかい素材を加工するには荒い目、貴金属など硬い素材を加工するには細かい目がそれぞれ向いている。
刃は何枚もの刃が連なって作られているが、刃数が多いほど断面が綺麗になりやすいが切り進めにくくなり、刃幅が大きいほど厚い素材を加工するのに向いているが曲線を切りにくくなる、と特徴があるので、用途に応じた刃を選ばなければならない。

イラストの活用シーンは、やはり思い浮かぶのがDIYの描写だろう。
倉庫やガレージ、庭などで糸鋸を使う休日の父親が目に浮かぶ。
その他、工場や工房など事業現場のシーンにも使用できる。