汚れた箪笥(タンス)のイラスト
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イラスト解説
木製のものが多く製造されているタンス。
しかし漢字で書くと「箪笥」と、木製なのに木偏ではなく草冠が使われている。
これは少しいびつな印象を受ける。
この漢字が用いられる以前の安土桃山時代には「担子」と書かれ、現在のように大型のものではなく、武器や茶道具、食器などを入れる、持ち運びのできる小さな箱のことを意味していた。
それが、衣類を収納できる大型なものに変化していく中で、中国で竹製の箱や食器などを意味する「箪」や「笥」に字を当てられるようになり、現在の「箪笥」になったようだ。
なぜそんな意味のわからないミラクルが起こったのかはわからない。
汚れた箪笥(タンス)の活用シーン
タンスの正しい数え方をご存知だろうか。
現在では正しい数え方はされなくなってきているが、1台2台や1個2個ではない。
結論から言うと、1棹2棹と数える。
これは「さお」と読む。
物干し竿をイメージしていただければ良いかと思う。
江戸時代に箪笥が普及する際、棹を通して運べる構造が取り入れられ、このような数え方になったといわれている。
イラストの活用シーンとしては、汚れているものなので古い家屋や清掃前の描写などに最適である。