汚れたブラウン管テレビのイラスト

実家の押入れにしまい込まれたテレビ。
かつては、そのブラウン管の向こう側に、ピカピカに光った銃を持つカッコつけた奇兵隊を映していた。

何年前に押入れに入れられたかは、今となってはもう誰にもわからない。
汚れてはいるが、まだ電源はつくようだ。

実家の押入れには他にも、使わなくなったり壊れたりしているワープロやビデオデッキなど、まだかまだかと出番を待つガラクタが押し込まれている。
しかし残念ながら、出番が来ることはない。

ブラウン管は主に発明した図像を表示する陰極線管のことである。
ドイツ人のカール・フェルディナント・ブラウンが1897年に発明したものだ。

ブラウン管の向こう側、ブラウン管のスターなど、テレビや映画のことを指す言葉も多い。
近年大流行しているYouTube（ユーチューブ）も、Tubeがブラウン管を意味している。

ブラウン管のイラストは、このくらい汚れている方が様々な場面に使いやすい。
使わなくなって放置されている様子にも使用できるが、監視カメラのモニターなど、画質を必要としない場面にも最適である。
ちなみに監視カメラといえば、街角の監視カメラはプライバシー保護の観点から、わざと画質を落として撮影しているらしい。